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ジョンソン郡 (カンザス州) : ウィキペディア日本語版
ジョンソン郡 (カンザス州)[じょんそんぐん]

ジョンソン郡()は、アメリカ合衆国カンザス州の東部に位置するである。2010年国勢調査での人口は544,179人であり、2000年の451,086人から20.6%増加した〔Quickfacts.census.gov - Johnson County - accessed 2011-12-06.〕。郡庁所在地オレイサ市(人口125,872人〔Quickfacts.census.gov - Olathe, Kansas - accessed 2011-12-06.〕)であり、同郡で人口最大の都市はオーバーランドパーク市である(人口173,372人〔Quickfacts.census.gov - Overland Park, Kansas - accessed 2011-12-06.〕)。
郡の大半はの南西部に位置する豊かな郊外地域である。カンザス州では一世帯当たりと一人当たりの収入中央値が最も高く、2000年時点ではアメリカ合衆国内で一世帯当たり収入が第19位であり、2005年でも一人当たり収入で第46位だった〔。
2010年、雑誌「マネー」のアメリカ合衆国の生活に最良の都市100傑では、オーバーランドパーク市が第7位(2006年は第6位、2008年は第9位)、ショーニー市が第17位(2008年は第39位)に入った。同様に2008年のランキングではオレイサ市が第11位だった。
== 歴史 ==
ジョンソン郡は政治家トマス・ジョンソンに因んで名付けられ、1855年にカンザス準州が設立した最初の33郡の1つだった。オレゴン・トレイルカリフォルニア・トレイルおよびサンタフェ・トレイルが、隣接するミズーリ州インデペンデンスに始まり、郡内を通っていた。著名なガンマンワイルド・ビル・ヒコックが暫く郡内に住んだことがあり、1858年にはモンティチェロ郡区の警官になった。「血を流すカンザス」の時期には、奴隷制度廃止運動家と奴隷制度擁護派の間の多くの戦いの舞台になった。1862年、隣接するミズーリ州からウィリアム・クァントリルが率いる南軍側ゲリラ部隊が、ジョンソン郡のオレイサやスプリングヒルの町を襲撃し、6人を殺し、多くの家や企業を破壊した。
ジョンソン郡は20世紀初期までほとんど田園地帯だったが、ミズーリ州カンザスシティ市に近い北東部で住宅地が発展を始めた。土地開発者のJ・C・ニコルズが多くの住人を惹きつけるためにミッションヒルズ・カントリークラブを建設した1914年にブームに火をつけ、ミズーリ州からカンザスに移ってくることを躊躇していた市民を移住させることなった〔A Standard History of Kansas and Kansans – William E. Connelly – Lewis Publishing Company – 1918 〕。この地の郊外開発は第二次世界大戦が終わるまで着実なペースで進められた。戦後は国内のどこでも起こっていたことだが、復員した兵士が家を求めてホワイト・フライトと呼ばれる郊外への進出を行ったことで、開発のスピードが加速された。1954年、アメリカ合衆国最高裁判所による「ブラウン対教育委員会裁判」の判決で学校における人種差別が撤廃され、ミズーリ州のカンザスシティで大きかったその影響から、さらにホワイト・フライトが加速されて、郡内への移住者を増した。ジョンソン郡は質の良い公共教育と家族向けの場所として評判を勝ち得た。この成長速度は1970年代にやや鈍化したが、1980年代半ばから再び成長を始め、1990年から2010年国勢調査の間では10年毎に人口が10万人ずつ増えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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